東海薬剤師学術大会が三重県四日市で開催されました。
先週の鹿児島の日薬学術大会に続いて参加。薬剤師会の仕事で前日から四日市入り。11月の土日祝日、すべて薬剤師会関連で埋まるのは…自己新、かな?
暖かいのが急に寒くなったり、ホテルの空調をうまく調整できず、へばりもあって風邪ぎみ。。。。
…さて逆風の中の学術大会。寒さもあって、なんとなく薬剤師さんたちの表情が険しいような。
「縁の下の力持ち」を美徳としてきた感のある私たち薬剤師は、今になって国民からその存在感の薄さを指摘され、更には「やってる仕事はピッキングだろう?」などと財務官僚から軽んじられ、その評価の低さに狼狽しています。
「薬剤師なんて要らない」って言われている気分。「国家資格だから安泰」の幻想は既に打ち崩され、薬剤師は消滅の危機さえ迎えています。
が、が、がんばりましょう!
だから「見える化」から「見せる化」なのでしょう。
謙遜の美徳も大切ですが、「自分たちをわかってもらおう」という努力はもっと大切なものだったのかもしれません。それを怠っていた事実は否めません。
たとえば「疑義照会」。。。私たちの最も大切な業務なのに、その照会内容を患者さんに十分にはお伝えしてこなかった。
「今、ちょっと先生に問い合わしていることがあるので、もう少し待ってくださいね。すみませんね」とは説明したが、「〇〇と▲▲の相互作用について医師に確認しています」「■■の処方量について、通常とは異なるので医師に確認しています」とはしてこなかったのではないでしょうか?
患者さんを不安にさせてはいけない、医師を傷つけてはいけない、医師にイチャモンつけていると患者さんにとられてはいけない、患者さんが薬を服用されないきっかけとなってはいけない…いろいろと配慮をしてきた結果であったとしても、オブラートに包んだもの言いが「薬剤師が何をやっているか、よくわからない」という結果を招いたことは事実です。
じょうずな「見せる化」…私たちの明日は、ここにかかってているのかもしれません
….発表おつかれさま!
来年は日薬大会が愛知であるので、本来当番県の愛知さんをパスして東海薬剤師大会は岐阜県で行われます。
この逆風を突き抜けた、新時代の幕開けでありますように、、、。
by せんとくん